「ブロードウェイのダニーローズ」

お久しぶりに映画を見ました。
わたしはウディ・アレン馬鹿なのでまたウディ・アレン見たよ。
本当は「ローズマリーの赤ちゃん」を見たかったのですが、
如何せんチキンなので夕暮れ時に1人で見ることはできませんでした。助けて。

1984年 監督、脚本、主演 ウディ・アレン

全編モノクロの、王道コメディ映画。
監督賞、脚本賞にそれぞれノミネートされていて、
まさにウディ・アレンのホームとも言える軽快な映画でした。

物語のスタートは、男達の晩餐会。

過去を振り返る彼らの話題は、いつしかダニーローズに。
写真センターの男がダニーの話を始め、物語はスタート。
この後も所々でこの男達のシーンが挟まり
あくまでこの男の語りだということを思い出させるようにナレーションが入るのですが
その構成がとても良い。好き。付き合いたい。


落ち目の歌手であり親友のルーのマネージャーを務めるダニーは、
ルーの将来がかかる大一番のステージ直前、
彼の不倫相手を会場に連れて来るよう頼まれる。
嫌だ嫌だと言いながらも断りきれないダニーは、ルーの愛する女、ティナの元へ。
しかし言ってみると話が違う。ティナはルーに愛想を尽かし、行かないと激昂。
走り去るティナの後をつけて着いた先は、パーティー会場。
そこでもう一度交渉を始めるダニー。
そこにティナの元カレである詩人の男が現れてしまう。
「ティナに毎日白い薔薇を送りつけるのはおまえか!」
恋人でもないのに恋人だと勘違いされてしまったダニーは、誤解を解こうとしつつも
急いでティナをステージに連れて行こうとする。
「ティナ、僕と寄りを戻さないなら死んでやる!」
興奮した詩人は言葉通り、パーティー会場のバルコニーのベランダで、
洗剤を飲んで自殺を試みてしまう。
焦ったダニーとティナは急いで会場を後にし、ようやくステージに向かおうとした。



しかし2人が去ったパーティー会場では、詩人の兄弟であるマフィアが敵を討とうと
ダニーを殺害する計画を立てていた。
何も知らないダニーはティナを連れてカフェでまったり。付き合いたい。
そこに到着するマフィア。気付いたティナはそっと裏口から逃げるよう指示し
2人は車を失い知らない土地に迷い込みながら逃走を図る。


ようやく街に出てタクシーに乗り込み、ホテルに着いた2人。
ほっとするのもつかの間、2人はとうとうマフィアに拉致されてしまう。

果たして2人はステージに間に合うのか
なんて恥ずかしくて言えない・・・
まあなんか、そういう映画です。
本当はもっと、このダニーのマネージャーとしての立場とか
そういうのも書きたいけど、そんな、2時間の映画なんてまとめられません。

この映画は勘違いから始まる物語なだけあって王道
コメディの在り方が存分に再現されていて最高。
ウディ・アレンの映画への深い愛が伝わってきます。結婚して。
計算された、人を傷つけないコメディは見ていて本当に楽しい。
そんなこの映画の最も好きなシーンがこれ。

(画像はありません)

ダニーとティナが監禁された倉庫から脱出を計る際、
その場所がパレード用の大きなバルーンの保管場所だということがわかる。
2人の逃走に気がついた見張り番はピストルを構え、打ちながら追う。
弾丸は2人に当たらずバルーンに命中して、中に入っていたガスが漏れて
もう、画面モクモク。よく見えない。
「殺してやる!!」
やっと喋りだしたと思ったら、3人ともガス吸ってるから声があれなのね。
あのーなんか変な高い声になってるのね。
このシーンが最高でした。
この映画の中で最もシリアスで勢いのあるシーンのはずなんだけど、
声が変だから全く緊張しないし、本当に笑っちゃう。
なにが素敵かって、現実では何か1つ起きた事象によって
2次災害的な物はよく起きるけど、これをフィクションの中で
しかもコメディとしてやるのはなかなか大変だと思うセヨ。
偶発的に起きたことだから面白いわけであって、準備が少しでも見えたら
興ざめしてしまうし、それでもフィクションは準備された物だから。
でもこの映画は見事に偶然を起こしていて、まじで、そこが、最高。
だから、結婚、して。

ヒロインを務めるミア・ファローも、見事にミア・ファロー感を消してます。
なんか疲れちゃった時とか、悲しい時とか、
そういうときに是非見てみてください。

寝よう。








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