001くるみ割り人形は  わたしの


ミュージカルが大好きです。
1番好きな演目は決められないけど、今、特別に好きなのは
くるみ割り人形が好きです。

くるみ割り人形といえばクリスマスだけど、わたしが初めて見たのは
全然クリスマスじゃなくて3月31日。小学3年生9歳の時で
わたしは当時合唱団でミュージカル「くつやとこびと」
堂々の靴屋役をやって無敵モードに入っていたのですが
合唱団の先輩クラスが「くるみ割り人形」をやっていたのね。
先輩クラスは1番上が中3だったからクララとか王子は中3、
15歳のお姉さんお兄さんがやっていたのだけど、これが本当に素敵で・・・
わたしが調子に乗って歌っていた「わたしは靴屋」っていう歌なんて忘れちゃうくらいに
本当にかっこ良くてロマンチックで
「中3まで続けたら、あんな、かっこよく、できる!続ける!」と思ってしまい
それから6年間の地獄のような合唱生活が始まってしまいました。
演奏会の後すぐに先輩が使っているのと同じ「くるみ割り人形」の楽譜を買ってもらって
それからきっと毎日のように楽譜見ながら歌っていたはずなんだけど
飽きっぽいのは昔からで、きっと1ヶ月くらいでやめて
また64とかに夢中だったんだろうね。64とかふぁみマットとかコロコロカービィー。

 

だけどそれから今日までの13年間の間に思い出す瞬間は沢山あって
たぶん時々楽譜を開いてみたり、そこまでしなくても鼻歌まじりに口ずさんだり
ディズニーランドで「あ、これ花のワルツじゃん」と思ったりはしていました。
この「花のワルツ」に

クララ「ありがとう ありがとう しあわせな わたし
    夢なら さめずに ああ このままで」
王子 「やさしいクララと さぁ 踊ろうよ
    花びらに たわむれる はちのように ちょうのように」

っていうフレーズがあるんですけど、この!クララの悲痛な叫び!
誰でも1度は願ったこの気持ち!夢なら醒めずに、ああこのままで!
これを見事にスルーしてハチのようにチョウのように踊ろうって言う王子・・!
この、やりとりの残酷さがまさに夢の中っていう感じで、わたくし大好きであります。
夢の中ってどうしてこうも伝えたいことが相手に伝わらないんでしょう。
もちろん現実でもそんなことよく起きるけど、夢の中だと
もっと、魔法みたいに言葉が伝わらない。
上手く走れないとか目が良く見えないとかは我慢できるけれど
こればっかりは淋しいね。だから起きようね。
クララもこの歌の中で王子にスルーされたおかげで目が覚めて、
きっとまた意地悪お兄ちゃんと喧嘩しながら素敵な人生を送っていったんでしょ?
だから起きようね。

このミュージカルの最後は
「まっしろな 雪が降れば 思い出す クリスマス
 はるかな むかしの 夢ものがたりよ ああ…」
と終わるのですが、夢ものがたりなんていうけれど、
全部本当にあったことだからクララは忘れないでいてほしいし
クララの友達も「クララwwくそわろたwwww」なんて言わずに思い出話を信じてね。
ついでにわたしが幼稚園のとき、お風呂場でピカチュウに会ったことも
みなさんどうか、信じてね。



2 コメント:

  1. アウトデラックスで短さん拝見してから応援してます!頑張ってください!

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  2. めっちゃ久しぶりのコメントだよ!

    アウトデラックスでたのしらなかったよw
    YouTubeで見てめっちゃわらったww

    これからも頑張ってください!
    また毎回コメント残したいと思うよ!

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